東京国際ヴィオラコンクールは
アジア太平洋地域唯一のヴィオラ単独の国際コンクールです。
1992年、世界的ヴィオラ奏者・今井信子の提唱によりユニークなヴィオラ音楽の祭典『ヴィオラスペース』が誕生しました。「ヴィオラの礼賛」、「優れたヴィオラ作品紹介と新作発表」、「若手の育成」の3つをコンセプトに「若手演奏家のための公開マスタークラス」と「コンサート」を毎年開催しています。
2009年には、その活動の一環として『東京国際ヴィオラコンクール』が創設されました。このコンクールは、3年に1度開催するもので、コンクールの入賞者には、翌年以降のヴィオラスペースへの出演が約束されます。当コンクール期間中には、毎年ヴィオラスペースの流れを汲んだ「若手演奏家のための公開マスタークラス」や「コンサート」が同時開催され、ヴィオラの多彩な魅力とあらゆる可能性を追求していきます。
写真 : 藤本史昭